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潮の香りと緑の匂い、そして古きをたずねるウォーキング。まさに浜名湖ならではの魅力をまたひとつ発見できるかもしれないコースを紹介しよう。 舘山寺温泉街つきあたりの鳥居をくぐり石段を上がっていくと、左右に並べて建てられている碑が目にとまる。舘山寺温泉で毎年行われている観月俳句会で特選となった「名月句碑」。浜名湖の自然を詠んだ句に頷きながら石段を上がりきると、右に「曹洞宗・舘山寺」、左に「愛宕神社」が見える。「舘山寺」は810年弘法大師によって開かれ、舘山寺温泉の名前の由来にもなっている寺。境内には「縁結び地蔵」があり、願い事が書かれた絵馬が女性の想いをのせてとってもたくさん掛けられていてちょっと驚き。 だんな様のいる身の私は、とりあえずお礼参り。奈良時代に創建されたといわれる「愛宕神社」を参拝し、坂を登ると現れる舘山の象徴「聖観世音菩薩」。昭和12年に建立された菩薩は全長16m、優しく神々しいお顔で見下ろされて、思わず合掌。岩穴の中に弘法大師作の石仏が安置された「穴大師」は、眼病にご利益があるとか。1畳ほどの広さの穴倉は、ろうそくの灯りと線香の煙に包まれた不思議な空間。こちらでも思わず合掌。歴史探訪のあとは、いよいよ散歩道を歩きはじめる。気分よし! |
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舘山の周囲にはぐるりと遊歩道が整備され、途中にはいくつかの見どころポイントがある。「聖観世音菩薩」正面から左に曲がりなだらかな坂を下りていくと、木々の間からキラリと光る湖面が見えてきた。次第に波の音が近くなり、漂ってくる潮の香り。「とさか岩」と書かれた看板を見つけたら、少し急な坂道を湖岸に向かって下りる。すると眼前に広がる浜名湖、遠くに見える三ヶ日の山々、溜息をつきたくなるほどの絶景。うーん!と伸びひとつ、いい気持ち。湖岸近くには自然の技が作り出した鶏冠形の赤い「とさか岩」。面白い形だ。 遊歩道に戻りさらに進むと周囲にはアラカシ、ヒサカキ、クロバイといった木々が茂り思いがけずに森林浴。空気もおいしい。「チャート海岸」、「はなれ岩」など湖岸へ下りる坂道が何箇所かあり、それぞれ趣の違う景色も楽しめる。「海岸広場」は一番広い湖岸。前方には「大草山」、「内浦」の入り江に出入りする遊覧船やヨットの航路が目の前。ここはお弁当やおやつをひろげて、浜名湖の風光明媚を満喫する隠れポイントとしておすすめだ。 |
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西行法師が修行のために瞑想にふけったといわれる「西行岩」を通り展望台へ。途中の「富士見岩」に登ってみたら、なんと絶好のロケーションだ。晴れた日には富士山が見えるというこのスポットからは、引佐、細江の町や広がる浜名湖が見渡せて、夕暮れ時は湖面に沈む夕日がロマンチック。 「舘山寺」に戻ってきたら最後に寺の「大梵鐘」をついてみてはどうだろう。鐘つき場に上がると、温泉街や湖が見おろせる。心を込めて鐘をひとつき。荘厳な鐘の音が湖に向かって響きわたり、とっても清々しい気分になったから不思議。 神社、寺や展望台をまわるコースなら約1時間、ゆっくりと湖岸線も散策すると約2時間。いい汗かいた後は、宿に戻って温泉でひと汗流す。疲れがじんわりとほぐれていくのがよくわかった。 -- |
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大梵鐘
浜名湖遊覧船発着所・舘山寺港
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